ケニア生活/観光について (201910-番外編)

こんにちはー。10月も無事に過ごせそうなので番外編をお送りしまーす。ケニア文化に触れていないので、すみませーん(^^;) oh my god...

201910月 番外編>

私は観光があまり好きではない、と言うか興味がありません。それを強く意識したのは、父親と甥っ子の二人が当時住んでいた愛知に来た時です。一応、名古屋のお決まりのコース「名古屋城・熱田神宮」を案内しました。甥っ子は名古屋城に興味深々の趣で、父親はどちらかと言うと甥っ子に付き合っている感じでした。私も父親と性格が似ているのか、甥っ子に付き合いながら案内していました。名古屋城の次に行った熱田神宮では、さすがに当時80歳手前の父親は疲れている様子でしたので「お父さんと一緒にここ(熱田神宮内の喫茶店)で休憩しているから、お前だけで廻ってくれ」って甥っ子に言いました。待っている間「観光にこんなに興味がある奴っているんだなぁー」と、自分との違いを強く感じました。

ケニアへの赴任が予定より一か月遅れたので、空いた時間に海外旅行に行こうと思い、安い東南アジアあたりを考えていました。その頃は「行き当たりばったりにバーに行き、そこのマスターと喋ること」を時々やっていました。あるバーで「チェコの絵本が好きで毎年行っている。ゲストハウスだと宿泊代も安いし、ビールがとにかく安くて美味いので貴方みたいなビール好きには絶対お薦めだよ」って言ってくれたマスターがいました。かねてからヨーロッパに一度は行ってみたいと思ってましたので、チェコに行くことにしました。

正直、チェコ(プラハ)の街並みにびっくりしました。第1・第2次大戦の戦火から免れているらしく石造りの建物と道が当時のまま残されています。プラハ城は1000年以上、佇んでいるらしいです。街全体の調和がとにかくすばらしく、10日間の滞在中はずーっとトラン(路面電車)のあらゆる路線に乗って、ただただ街並みを眺めていました。もちろん、電柱なんてヤボなものはプラハにはありません。トランへの電気架線の一部は、路線の両サイドの建物に埋め込まれたフックに掛けられたワイヤーに吊り下げられており、初めて見たときは「チョットどうなのかなぁ~」と思いましたが、滞在一週間後には、出来る範囲での調和を模索した結果としてこうなったのだろうなーと納得しました。初めてのヨーロッパはすごかった!せっかくなので、古都チェスキークルムロフにも行きました。ここもすごかった! 写真はその時のもので、私の一番好きな写真です。(画質を落としぼかしを入れてあります)

以前は東南アジアのごちゃごちゃ感や日本の電柱がある景色とビル高さのバラバラ感などに何ら疑問を感じていませんでしたが、プラハとチェスキークルムロフを見てからはそれらの景色にイライラするようになりました。甥っ子が感じていたであろう「観光のドキドキ感」がどのようなものかは分かりませんが、私の感じた「街並みへのドキドキ感」とは、どこかで同じなんでしょう。観光も良いもんだなーって初めて思いました。ヽ(^^)

<追伸>

40年前ですが「新宿の街並みを写真そっくりに描いた絵画(リアルアート)」に感動したことがあります。なぜ感動したのか今までずっと分かりませんでしたが、このチェスキークルムノフの写真を見て気づきました。おそらく、動かない建物とそこにいる人の躍動感との構図が好きなんでしょう。今でも好みは同じなので、やっぱり、人って何年たってもあんまり変わらないものなのかなぁ~ (^_^;) アセ...

 

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