日本・熊本生活/生活スタート(202203‐番外編)

新大阪を早朝発の新幹線に乗って熊本に向かっています。今回色々と思ったことがありましたので、それを書きます。

<今月の出来事 番外編>

ベトナムから帰国して、前々職の先輩と飲み会を兼ねて近場の社員OB保養所に一泊旅行に行きました。その時に入ったレストランで1960年70年代(昭和45年前後)の歌謡曲が流れていました。懐かしいな~と思いながら聞いていましたが「花嫁(はしだのりひことクライマックス)」と言う曲の歌詞に違和感を覚えました。その曲は、駆け落ちをした花嫁さんが「夜汽車に乗って街を出て、夫のもとに向かう」時の気持ちを歌っています。昭和感もろ満載の歌です(^-^;。その歌詞に「何もかも捨てた~花嫁」とあり、何だか違うんじゃないかと気になりました。慣れ親しんだ故郷から離れるだけであって「捨てた」と表現することに、モヤモヤした違和感を感じました。

昨日、実家に置いてあった私の物を全て熊本のアパート宛てに送りました。そう多くはなく、段ボール5箱相当+背広・礼服+布団+ゴルフバックだけです。全て送り終えた後に実家の押し入れを再点検すると、もちろんもぬけの殻でパジャマすら残っていませんでした。そんなガランとした空間を見て「何もかも捨てた」と言う言葉の意味がやっと分かったような気がしました。おそらくですが「帰る場所がない」と言う気持ちが、突っ張った表現になったんだろうなと感じました。まさか還暦過ぎてこんな感情感想を持つなんて、と自分を恥じましたが、結局、私は尻の青いまま大人になったんだなと正直思いました。昨年父親が亡くなりましたが母親は存命です。なので自分は、みなしごハッチではないと思っていましたが、なんだか今回のことで、もうハッチになっていたんだと気付きました。

まっ、そんなことは昨日と今時点までのおセンチな感情です。これからまた新たな気持ちで頑張ろー!と、くまもんと桜を見て思っていまーす!

 熊本市役所前から見える城壁(外堀)