日本・京都生活/オンライン診療(202311‐①)

こんにちはー。ちょっと目新しいことがありましたので書きまーす。

<今月の出来事 ①>

留学生寮管理人の仕事を始めるに当たって、一番大切なのは「学生が病気になった時にちゃんと対応する」ことなんだろうなと思っていました。病気になった時は一人で対処するのは大変だと思ったからです。ですが、そうは思っていても事前にやっておいたことは「外国人対応可能な病院のMAP」を作っただけです。しかも、自分自身が受診したこともなく、単に書類を作っただけ、でした。

木曜日(11/2)の昼休憩中に、学生さんから「体調が悪いのでお医者さんに来て欲しいけど、上手く連絡が取れない...」と電話が掛ってきました。電話だとよく分からないので学生さんの部屋を訪ねました。若い女子なのでかなり気恥ずかしかったのですが、そこはポーカーフェイスするしかないです...(^_^;)。その学生さんが言うには、

・1週間前から吐き気等していたが、昨日4回も吐いてしまったので国元の親に電話で相談した。

・親からは「往診してもらえ(お医者さんに来てもらえ)」と言われたので、ネットで調べたら『ファストドクター』を見つけた。ホームページには「往診18:00から」と書いてあるが、その時間までジッとしているしかないのか?

・病院にコンタクトを取りたいが「日本語に自信がないのでヘルプして欲しい」等でした。

私は一通り学生さんの言う事を聞いた後「取り敢えず、私なりに調べるので待って欲しい」とだけ言って学生さんの部屋を出ました。そして、まずは留学生がよく通っている病院に電話をしましたが、あいにく「木曜休診」でした。また、他の色々な病院に電話をしましたが、急患を直ぐに受け入れてくれるところは見つかりませんでした。次に学生さんが言っていた「ファスト ドクター」のホームページを確認したところ「現在、混雑しているため往診不可」との表示が出ていましたが「オンライン診療」の欄があり、そこを確認すると「1時間ぐらい後に診察可能(現在待ち10名)」とありました。取り敢えず、学生さんに「本日中の往診は不可」「オンライン診療なら1時間後ぐらいで可能だが、それでも良いか?」と聞きました。もちろん、学生さんはOKしたのでネットからオンライン診察を申し込みました。オンライン診察の申し込みなんて初めてなので、かなりモタ付きましたが何とか診察をして貰うことが出来ました。そして私もその場に立ち会って、下手な通訳をしました...(^_^;)汗。 infection(感染)、diarrhea(下痢)、vomit(吐く) 等の単語は知っていましたので、いつものとおり「単語だけ英会話」で何とか通訳しましたー(^_^;) アセ アセ...

オンライン診察は東京在住のお医者さんが対応してくれました。オンラインなので正確な診察は難しいと思いますが「ウイルス性胃腸炎。この病気は、ウイルスに罹患して5日ぐらい後に大きな症状が出てくる」「もし、数日後に胃の右下が痛むようだったら、直ぐに病院に行くように(虫垂炎の可能性あり)」とのことでした。受診した学生さんは、診断名も分かり処方箋も出して貰えたので「パーフェクト!」と喜んでいました。また、診察終了1〜2時間後には薬も近所の薬局屋さんで受け取ることが出来ました。

病気の学生さんから電話を貰ってから、薬の手渡しまで約6時間ほどかかりましたが、オンライン診察(もちろん保険適用あり)の現場に立ち会えて良い経験が出来たと思ってます。仕事(=お金を貰う)でこんな得難い経験をさせて貰って本当に良かったです。学生さんも今のところは大事に至っておらず何よりです。

今回のことを通して「まずは オンライン診察」、それでも治らない場合は「実診察」の時代になると思いました。これからは、風邪等の病気になったらオンライン診察をまずは受けようと考えています。

今回、スムーズに行かない点が多々あってモタツキましたので、次回はスムーズにこなせるよう手順の要点をまとめておこうと思います。薬を渡し、全て終わった後はぐったりしましたが、サービス精神全開で頑張った私はエライ!と、ひとり悦に入っていまーす (^_^;)/。