ベトナム・ホーチミン生活/工場に泊まる(202107‐①)

こんにちはー。今、ベトナムはコロナ第4波の真っただ中にいます。そして、勤務先の工場も色々と大変なことになっています。そこで気付いたことをゆるーく書きます。長くなってごめん!

<今月の出来事 ①>

7月27日現在、工場に泊まり込み勤務をしています。今、振り返ってみると5月中旬に北部ハノイでコロナ感染が広がり、幾つかの工場が封鎖となりました。その頃の私は「南部(ホーチミン近郊)は大丈夫」と呑気に思っていました。職場ローカルの人達は警戒感が強く、北部へ行くことを躊躇う人達ばかりで、コロナに対して真面目に心配していました。それも束の間、5月末にはホーチミンでローカルが集う教会でクラスターが発生し、50名以上の新規感染者が出ました。そこから一気に本気の警戒モードになりました。それまでは、ホーチミンでの感染者の大部分は海外からの入国者でしたが、今回は地元の人達なので一気に広がるだろうと予想する人が多くいました。そして、6月初旬から会社の指示により、ホーチミンのアパートを出て、工場近くのホテルから通うことになりました。でも、その頃はまだ週末はホーチミンに戻っていて、ここまでになるとは思っていませんでした。そうこうするうちに、工場のあるビエンホア市でも感染者が増え始め、いくつかの日系工場でも従業員の中から陽性者(F0)が出て、1週間~2週間の工場閉鎖となりました。私の勤めている工場もあと一歩のところで封鎖になるところでしたが、紙一重の運の良さで免れました。その経緯を説明しますと、工場の従業員が濃厚接触者認定(F1)されました。PCR検査をすれば確実に陽性判定(F0)だろうと思われ、自宅隔離されました。直ぐに検査をする予定でしたが、検査機関が込み入っていて、本人も症状が軽かったからだと思いますが、1週間ほど遅れました。会社上層部は、従業員の不安を取り除くために直ぐに工場の消毒と全従業員の抗原検査を行いました。私は抗原検査なんかすると、陽性判定される人が数人は出て、却ってやぶへびになるのではないかと危惧しましたが、なんと全員陰性判定でした。先のF1で自宅隔離されている人は一週間後に検査を受け陽性判定でしたが、既に工場勤務者全員が陰性と判定された後でしたので、当局からの封鎖などの指示はありませんでした。直ぐに検査が行われていれば確実に工場封鎖でした...ほんと運が良かったのと、上層部の一連の対応が素晴らしかったです。

それから暫くして、ビエンホア市の9区/全30区で地区封鎖となったため、欠勤の従業員が増えました。また、コロナ感染を恐れている人も来なくなり、出勤する従業員は半分以下になりました。そのさなか、かねてから噂があったドンナイ省全域の工業団地の封鎖が発令され、私の勤務工場がある某工業団地も封鎖となりました。ただし、操業条件として「泊まり込み操業ならOK(=人の動きが封じ込まれている)」との通達が発行され、それに従い約150名で工場に泊まり込んでの生産を始めました。また外国人駐在員への配慮なのか、工業団地への出入りは禁止となりましたが、幾つかの条件を満たせばホテルからの通いも可能との通達も発行されました。私はせっかくなので工場に泊まり込むことにし、今日に至っています。いやー、ほんと泊まり込んで良かったです。一応工場を管理する立場ですので、ローカルの人達が気を遣うから止めたら、、、との意見もありましたが、私はいつも昼寝で床にクッション材を敷いて寝ているぐらいなので「それは無い!」と言って認めてもらいました。泊まり込み一週間が経ちましたが、結構快適で、ほんと泊まり込んで良かったです(^-^;。

その泊まり込みで色々と気付いたことがありますので、そのことを中心に書きます。まず、会社上層部の対応は素早くて的確で、見ていて感心しました。会社が取った対応は下記です。

・衣:全自動洗濯機を用意した! バスタオルや物干し棒も用意した!

・食:三食の提供を初めからしたこと。しかも美味い!

・住1:もともと工場にはエアコンがあるため涼しいです。もちろん寝る時もエアコンつけっぱなしなので涼しくて良く眠れます!

・住2:簡易テントも用意して、プライバシーが必要な人に対して出来る範囲のことはした感があります。初めは現場事務所の机の後ろで寝ていましたが、最近はテントをライン横に置いて寝たりなんかしています!

・住3:これが素晴らしい! 荷受けの樹脂パレット(1×1ⅿで広い!)を敷いた簡易シャワーを用意しました。冷水シャワーですが風邪を引くほどではなく、これでOKです。

いやー、そんなこんなで当初思ったよりも快適やっています。ベトナム勤務に対しては、ちょっと違うかなーとか色々と思うところはありますが、今回の経験には感謝です。また昨年、色々あってライン改造を無理やりしました。その時に頑張ってくれたHanhさん(1児の母:30歳前半?)は今回もすごいです。彼女がいなかったら、バタバタは乗り切れなかったでしょうし、今頃私はここで働かせて貰っていないと思います(^-^;!。いやー、感謝しています。

もちろんHanhさんだけではありません。現場リーダー女4人衆がいつものようにタッグを組んで黙々と頑張っています。ほんと足を向けて寝られないくらい女神々しいです!

女神4人衆

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ご昼飯(朝はPhoうどんがよく出ます)

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簡易冷水シャワー

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このテントが全員に支給されました

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