ケニア生活/切り餅風の石鹸(201908-番外編)

初ブログもなんとか1か月続きましたので、8月最後に番外編をお送りしまーす。

<8月 番外編>
8月-⑦で書きましたが、ナイロビでは手洗い洗濯をしていました。粉洗剤は手が荒れそうなので洗濯石鹸を使っていました。
ケニアでは写真の通り「切り餅」みたいな洗濯石鹸がスーパーで安く売られています(1棒6個分割 120Ksh ≒120円)。この切り餅石鹸をケニアで見た時に「東京で働き始めた年の冬の出来事」を懐かしく思い出しました。ちょっとセンチになって長々と書きますが、読んで頂けると嬉しいです。

二十歳前まで関西で過ごしていました。小学校1・2年頃の特に記憶に残っている想い出としては「つき立てお餅が美味しかった」ことで、年末の一番の楽しみでした。その頃は近所の米屋さんでついたばかりの「柔らかい丸餅」が大みそかに家へ配達されて来ました。それを母親の許可も得ずに、こっそり食べた時の美味しかった感動は今でもありありと思い出されます。また、お餅は日が経つにつれ堅くなるとともに、そのまま食べたのでは美味しくなくなり、更に日にちが経つとカビが生えて来たりして「正月は終わった」のだと感じたりもしていました。
ある時、TVアニメを見ていると「四角いお餅」が画面に出てきました。それを見て「もやもや」っとした違和感を感じました。「お餅=丸い」しか知らなかったため「四角いお餅って、何なの?」っと、すっごい違和感を感じました。
それから10年以上経って、東京・文京区で1980年に会社員生活をスタートしました。5年ほど前、東京出張時に文京区に行く機会がありましたので、元職場ビルを何十年ぶりかで見に行きました。当時のビルはなくなっており「日本サッカーミュージアム」のビルが建っていました。そのビルに当時の面影はもちろんありませんでしたが、周りの坂道や雰囲気が当時のまま残っている所もあり懐かしかったです。仕事は電子部品の入出庫をやっていました。毎日7~8時頃まで働いていましたので、小腹がすくと近くのスーパーやコロッケ屋さんによく行っていました。

寒くなり始めた12月頃に、そのスーパーで「A4~A3 サイズぐらいの『切り餅』が積み重なって売られているのを見てびっくりしました。「東京では『四角い切り餅』が珍しくない」ことを初めて知り、「もやもやっとした違和感」がその時にスーとなくなりました。同じような話ですが「TVアニメ・天才バカボン」で「納豆を体中に塗りたくって、鬼ごっこで捕まえられないようにして遊ぶ」内容の放映がありました。当時、関西では納豆はポピュラーではなく、私も食べたことが無かった(今でも、食べないですが...)ので、四角い餅ほどではありませんが、ずーと違和感を感じていましたが、東京では納豆はポピュラーだったので同じく長年のもやもや感が消えました。
話が長くなってすみません。Kitengela のアパートには洗濯機があり、手洗い洗濯をしなくても良くなったことを前に書きました。でも実は、今でも下着と靴下は毎日手で洗っています。理由は色々とありますが、一番の理由は「切り餅タイプの洗濯石鹸」を買う時に感じる「ノスタルジー」を味わいたいからだと思っています。冬の寒い電子部品倉庫からお腹を空かせてスーパーやコロッケ屋さんへ毎日通ってたなぁ~とあの頃を懐かしく思い出しながら、何の縁なのか「切り餅ノスタルジー」を日本から遠く離れたケニアで感じて、よく分からない「Happiness 感」を味わっているのってなんなんですかねぇ~ (^_^;)...。
ケニアで売ってる「切り餅 洗濯石鹸」には、ほんと癒されてるなぁ~... !(^^)!。

<追伸>
結局なにが言いたいかというと「つき立ての丸餅にどれほど感動したか?」と言うことなのかなぁ~ (^_^)/~ アセ...それとも、単に昔話を聞いて欲しかったのかなぁ~。

番外編でした...ヽ(^。^)ノ...asante sana (アリガトウ)...                                                                           

 

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