ケニア生活/実家に居候って...(201909-①)

こんにちはー、9月になりました。日本は暑いらしいですねぇ~。Kitengelaは、朝と晩は少し寒く、日中は少し暑いぐらいの中々いい感じの気候です。そんななか今月もブログを書いていきまーす。

 

<9月の出来事 ①>

衣服縫製工場で働いています。11月にミシン技術研修を受けたいので日本に一時帰国することにしました。工場長の許可を得るために、帰国中および前後の予定表を作り、話し合いをしました。予定表中の「実家に滞在」欄に対して、工場長は不思議に思ったらしく、その時にこんな会話がありました。

・工場長「研修の前後で『実家に約1週間滞在』ってなっていますが、本当に計2週間も実家に泊まるのですか? 自分の家はないのですか?」

・私「ケニア赴任前に持ち家は売りました。一時帰国中はずっと実家に居候させてもらいますが、、、何か?」

・工場長「ふーん、大人になっても実家に居候するんですか...

と、こんな感じでした。よくよく聞いてみると「ケニアでは学校を卒業して社会人になれば、ほぼ全員実家を出る」らしいです。例えば、その後プータローになった場合でも1~2日実家に居候させて貰う事はあってもそれ以上は無いそうです。しかも、子供がアパート代も払えない場合などは親が仕送りしてでも、実家に長期滞在させないらしいです。以前ネットで読んだのですが、無職の子供の面倒を実家がみる国は「日本・韓国・イタリア」らしいです。それだけ、この三か国は親子関係がウエットなんでしょう。工場長に「それは、ケニア全部族(42部族)共通なのか、それとも一部なのか?」訊いたら、「全部族共通、恐らくアフリカの国は全部そうでしょう」との事でした。

話は飛びますが、日本は高齢化が急速に進行中で、医療費が財政を圧迫してニッチもサッチも行かなくなるのは目に見えています。欧米では割り切った医療を進めているみたいで、日本もそうあっても良いと私は思ってますが、現実にそこまで割り切れるかと言うと難しいと思っています。でもケニアや欧米はある程度の状況までくれば割り切れるんだろうなぁーと今回のことで感じました。親が子供に対してドライと言う事は、逆に言うと子供が親に対してドライだと思います。どこの国でもそうなんでしょうが、それぞれの文化が土台にあって、その上で色んな事が決まっていくんだろうなと痛感しました ... (-_-)。

<追伸>

こんど「ケニア人は赤ん坊ができたら、親と一緒に寝るのか?それとも赤ん坊は別寝室で寝るのか?」を聞いてみたいと思います。

 

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