ケニア生活/こどもが中腰で大...(201909-④)

こんにちはー。今日は少し暗いネタですみませーん...(^^

 

<9月の出来事 ④>

半年以上前の事ですが、今でも引っ掛かっているので書きます。

子供が中腰立ち大便をしているのを見ました。塗料工場の工程確認に行った時の昼休み時間、道路を挟んだ向かい側で食堂屋台を家族らしき人たちが営んでいるのをボンヤリと眺めていました。女の子と男の子(3~4歳ぐらい)が仲良く遊んでいましたが、そのうち男の子が壁際に移動しズボンを下ろして中腰になって立ち止まりました。どうも大便をしているみたいでした。また、パンツを穿いてないみたいでした。しばらくボンヤリと見ていて「お尻を拭く紙を持っているのか?」が気になり、そのまま眺めていました。結局、その男の子はお尻を拭くこともなくズボンを上げて、また遊び始めました。

60年前の日本は貧富の差が激しく、またそれが今みたいに一見しただけでは分からないのではなく、もろに着ている服に表れていました。実際、田舎の貧しい家庭の子供はパンツを穿いていなかったです。おそらく、今のケニアはその時代の日本と同じなのかぁ~と感じました。

ナイロビは高層ビルが立ち並び(凸凹ですが)道も整備され、車も多く走っています。その一方で、キベラ地区(Kibera)と呼ばれる貧しいバラック小屋の密集地があり、そこに100万人以上が住んでいるらしいです。もちろんナイロビでは路上で物乞いをしている人をよく見かけます。

先日、学費援助の奨学生候補の家庭にお邪魔しましたが、中々厳しいものがあると感じました。どこの社会でも抱えている貧困格差の問題については「仕方がない」と考えるのか「解決は難しいけど、自分が出来ることぐらいは何かする」もしくは「どっぷり取り組む」とか色々と選択肢はありますが、私はどっちつかずで、今でも頭の片隅に引っ掛かったまま、実際は何もしていません。(-_-;)

日本や海外で支援活動に何十年も取り組んでいる人たちのことをテレビ番組で見ることがあります。「この人たち立派だなぁー」と思う反面「自分には無理だなぁー」とも思います。結局、自分は少しのお金を渡すだけで、それ以上は何もしないんだろうなぁ~と思った家庭訪問でした...(-_-;)

 

f:id:kozo333:20190911023335j:plain