ケニア生活/ここが生活場所(201912-①)

こんにちはー。12月ですねぇ~、今月もよろしくお願いしまーす。

<12月の出来事 ①>

日本からケニアに戻り、明日からまた縫製工場に出勤します。ケニアに戻ってもすぐには出勤せず、壊れている温水シャワー器の交換や、来月に引っ越す予定のアパート探し等をしています。また馴染みのお店にも行って来ました。そこでは「ここ暫く見なかったけど、どこに行っていたの?」と何人ものウエーターさんから聞かれたり、温水シャワー器を買いにスーパーに行ったら会社の人にばったり会ったりしたので「今はここが生活場所」なんだなぁ~と感じました。

今日、アパート探しの時にちょっと変わったことがありましたので、そのことについて書きます。

今のアパートの住み心地はそう悪くないのですが、オーナーがすこし変なので、近所の別アパートを探しています。ケニアのアパートはセキュリティー確保のため、入り口の門が閉ざされており大概はガードマンが常駐しています。Kitengelaは中途半端な田舎なので、そこがゆるく時間帯によってはガードマンが居たり居なかったりしています。

アパートの内覧をしようと門をノックしましたが、誰も出てこないため門の前で暫く待っていると、見知らぬ人が「なにをしているのか?」と声を掛けてきました。「ここら辺りで、アパートを探している」と返事をすると、その人が近辺のアパートを案内してくれました。不思議に思いながらも、態度が自然なので、アパートの関係者だろうとずっと思っていました。一通り見終わってお礼を言いつつ「貴方はアパートの関係者ですか?仕事は何をやっているのですか?」と訊くと「いや、私は関係者ではなく、今は失業中で仕事を探している」とのこと。そこで「では、何故こんなに私に親切にしてくれるのですか?」と聞いたところ「人に親切にすると、イエス・キリストのご加護があるからだ」みたいなことを言われました。いやー、ケニアっぽいなぁ~と感じました。日本でこんなことを言われたら、ちょっと怖いです。

それ以上の話はせずに、お礼だけを言って別れました。その足で近所のスーパーに行き、レジで精算をしていると、後ろの客が「俺の分も払ってくれないか?」と言ってきました。普通の身なりの中年男だったので、冗談でも言っていると思い「このレジ打ちの兄ちゃんが貴方の分を払ってくれるんじゃない、たぶん」と返事をしたところ、「ケニアでは、人に親切にするもんだよ」と言われました。「親切を求める相手を間違っている。外人にではなく同じ国のケニア人に求めるべきでしょう...」と言い返したかったのですが、とっさに丁寧な英文が出て来なかったので笑って済ませました。

スーパーから出ると先程の親切な人とまた会ったり、同じアパートに住んでいるインド人同僚(なぜ、この時間ここに...)に会ったりと、色んな偶然が重なりました。

「やっぱり、ここが生活場所」なんだなぁ~と、妙に畏(かしこ)まった平日の午後のひと時でした。(^^

<追伸>

休暇後の初出勤しました。私を見て従業員が「あれっ」と少し驚いた表情をしているのが、何だか気恥ずかしかったです...(^^♪

 

*写真はアパートから見えるケニア山です。別の方角には、キリマンジャロも見えます。

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